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2015.05.09 Saturday

緊急公開 神学ALG KOBEクリスチャンライフセミナー ユース:クリスチャンの本音トーク恋愛→結婚→家庭編 水谷潔先生 講演録

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      2015年5月9日の午後、明石市内で行われた、水谷潔さんによる神戸伝道会議のプレイベントである、Kobeクリスチャンライフセミナー ユースセミナーIII
    恋愛と交際、聖書に学んで、結婚志向で」と題された講演の記録を本日はご紹介したい。

     以下の記事は、現場で取ったメモから京都往還の列車内でメモと記憶から起こした講演の概略なので、細部では若干講師のご発言と異なる部分があるかもしれないが、それはご容赦賜りたい。基本、内容の概略はそう違っていないと思う。聞き間違い等はご容赦賜りたい。賛美祈りがあった後、水谷さんの御紹介があった。以下は、その後の講演内容の概略である。


    冒頭部分

     創世記2章24節が原則であり、そこから聖書の結婚に関する基本原則を本日は学んでみたい。
     石田純一の箴言「人は判断力不足で結婚し、忍耐力不足で離婚し、記憶力不足で再婚する」があるが、結婚というのは非常に大事なことであるがそれに関する無理解が多すぎているのではないか。本来、結婚は神の恵みのシステムだし、重要なことではあるが、その理解ができないキリスト者がおられる。

    ”稱譴鯲イ譟〃觝Г料按鵑麓立

     結婚は、心も体も一つになるという意味での一体化を意味し、特に、性的結合と霊的結合はつながっていると考える。
     聖書の結婚観は、父母を離れた人の結婚であり、自立した人同士を想定している。その意味で、共依存ではなく、親を離れて生きられるものが結婚するのが筋である。その意味で、日本は結婚してないと半人前扱いであるが、半人前と半人前がくっついて一人前になるのではない。
    >>>ミーちゃんはーチャン的突っ込み
     これを聞きながら思ったのであるが、半人前を1/2で示すとすると、1/2+1/2=0ではないか、と思った。その意味は、結婚する前より、極端に悪い状態になるのではないか、という位の事である。
     お互いが、ラブラブで甘え合う位はいいが、どっかりともたれかかる関係ではないだろう。つまり、自己責任で結婚できるか、という点が重要である。結婚する前に、しておくべきことの80%が自己確立、所謂「親離れ」であろう。

     その意味で、交際期間中に、自分と相手の自立度をチェックしておくことが重要ではないだろうか。その意味で、婚約前に親と一緒に本人と必ず会っておいた方がよいだろう。母子密着度が高い相手は特に要注意であり、とりわけ、母親をママと呼ぶ「ママ男」は要注意である。

     個人的には、一撃必殺婚がお勧めではないか。結婚のための恋愛と考えるのが間違いで、恋愛経験(性的関係のない形を含め)の高は関係なく、多いほうが混乱しやすいのではないか。多数の人と恋愛関係になればなるほど、結果的には、どのような相手がよいのか、かえってわからなくなる可能性が大である。
    >>>ミーちゃんはーチャン的突っ込み
     世俗の学問上の指導教官から、同じことを言われたことを思い出した。お見合いが勧められたら、最初の相手にしておけ、と言われたことを思い出した。その指導教官のこれを勧める理由は、よほど大きな課題がなければ、そんなに違わないし、大体、見合いを勧める場合に、双方にとって、ふさわしくない人はまず進めない。また、回数を多くしたところで、前のがよかったのがおちである、と言われたことを思い出した。けだし、名言であると今になって思う。
    結婚は結び合う関係性 共に生きるパートナーとして
     結婚は生活そのものである。ちょうど信仰が生活であるように、生活なき結婚というのはありえないと同時に、結婚は就職活動と同じように一種の大きな責任を伴う契約関係であるので、真剣に考えるべきではないか。

     いい相手を探すよりも、結婚後の聖書的生活を大事にしていき、キリストに似るものになる、キリストが教会を愛されたように、妻を愛するようになる、教会がキリストに従うように、愛を以て従うことが重要であはないだろうか。その意味で、結婚後の生活でどのように神に似る形になるかが肝要であろう。そうでないと、アブラハム系の家系のように、機能不全家庭となる。アブラハムにしても家庭内離婚状態であったであろう。そばめのところに入れとサラから言われて、「いや、そら、まずいだろ」とも言わずに素直にハガルのところに入るアブラハムは大体リーダーではないし、ママ男の原型で陰険でマザコンだったヤコブは、羊の毛皮を使いながら、エソウを騙った元祖オレオレ詐欺ではないか。その意味で、家族崩壊しているアブラハム、イサク、ヤコブであった。
    >>>ミーちゃんはーチャン的突っ込み
     ヤコブ 元祖、おれおれ詐欺説には会場大爆笑であった。まさに元祖オレオレ詐欺、それも相手の目が見えないことをいいことに。

     聖書を見てい見ると、神から選ばれたものが結婚を壊している歴史である。それが、神の前の人間の姿である。
    >>>ミーちゃんはーチャン的突っ込み
     結局旧約聖書は、神から選ばれた人、神から選ばれた民の歴史であるが、どうにもこうにも残念な歴史を騙る。人間とはその程度の者でしかない、実に罪深い存在であり、キリスト者も神から選ばれたぐらいでのぼせあがってはいかん、ということなんだろうと思う。
     理想の相手を求めることに現代は振り回されすぎであり、むしろ、結婚後にどうするか、しか聖書は書いてないのではないか。女性は男性に従うというのは、コミュニケーションしたり、反論してならぬのではなく、反論しながらも話し合う中で、配偶者への尊敬を持つことが大事だし、尊敬をもてる男性になるよう共に成長するのが、聖書的な家庭像ではないか。

     結婚生活がうまくいかない理由はいくつかあって、まずは、自立不足であろう。さらに言えば、聖書で示されていることを基本的に無視している夫婦というパターンであることが多い。
     最初から、完璧な姿を相手に求めるのではなく、むしろ、結婚してからが本当の意味で大事にすべきなのではないか。

     いつか王子様が、私にふさわしい白馬に乗った王子様を求めることは、結婚のハードルあげて、結婚の内実を下げることになりかねない。例えば、ものすごく魅力的で優しいリベカがイサクに用意されていたという意味では、確かに最高の出会いであったとは言えるが、結果的には最低な家庭崩壊過程になったのではないか。
    >>>ミーちゃんはーチャン的突っ込み
     「私にふさわしい白馬に乗った王子様を求めることは、結婚のハードルあげて、結婚の内実を下げることになりかねない。」まさに、「御意」「けだし名言」であるが、ディズニー映画と女子の8割がたを敵に回しかねない名言であるので、用量と用法は守られたい。ピンポ〜ン。


    Someday my prince will come Disney Channel UKより

     結婚の成否を決めるのは、9割がた結婚後の努力が必要ではないか。教会の中にダイヤモンド君はいないかもしれないが、ダイヤモンドの未加工品で、不格好な原石はごろごろしているのではないか。のびた君よりのびしろ君を選ぶことを考えたほうがいいかもしれない。

    >>>ミーちゃんはーチャン的突っ込み
    これを聞きながら、のびきった君よりはのびた君、出来杉君よりのびた君と表現するほうが適切ではないか、と思った。のびた君は、実際的には伸びしろをかなりもっており、アニメの中のキャラ設定としては、無理をしていない人物なので、無理をして伸び切った状態ではないのである。それが証拠にシズカちゃんと幸せな家庭を築くらしい。
     日本人男性に家庭内での、リーダーシップを求めるのは無理ゲーではないだろうか。言うのは、「フロ、メシ、コヅカイ頂戴」と中学生並みのことしかを言わないのが基本的に日本の男性であり、そこらのことを考えたほうがよいのではないか。

     教会の男がダメなのは基本聖書に書いてある通りである。w

     ゲゲゲの女房という本があるが、その本のあとがき部分のところに、水木しげる夫人が「今の人たちは入口にこだわり過ぎている。そこで失望しているのではないか。」という趣旨のことをお書きである。その意味で、むちゃくちゃかもしれないけど、二人で一緒に幸せになって行くことを考えるべきではないだろうか。

    F鷽佑楼貘里箸覆襦_燭里燭瓩琉貘里
     恋愛感情はなぜあるのだろうか。性衝動があるのだろうか。それは、結婚のためであり、二人が一体となるためではないだろうか。在る面、神秘的な形で、夫婦が絆で結ばれて、問題が起きたとしても、それを乗り越えて、もう一度夫婦としての絆を作り上げるような機能としての性があるのではないだろうか。

     人間が人間であるために大事なこととして、(1)思想、信条があり、(2)職業があり、(3)パートナーシップがあるといえるだろう。もちろん、恋愛感情やトキメキ感がないと、結婚へ踏み込む勇気が得られないことが多いが、なんのための結婚するか、という問題はもう少し考えてもよいかもしれない。

    (8グループ程度のグループで、それぞれのグループで自己紹介、ディスカッションがあった)

    Q 水谷先生は、どうやって自立したのか。 
    A 
    ある面、親のお陰とお言える。母親が手出しをしようとすると、父親が止めていた。その意味で、過保護になりかねない家庭であったが、過保護にならず、適当な距離感が取れて、自立できた、と思う。 

     日本の過程では、母子密着関係が形成されやすい。その面でも、親を悲しませても、自立するような信仰的に自立を考えることは重要ではないか。神に従う自立した信仰は親離れしてはじめて出来るように思う。

     新しい家庭に親が手を突っ込むような介入をしてきた場合、それを断固拒否するべきであろう。親に厳しかろうと、きちんと分けたほうがよい。子供に手を出し過ぎ、自立を妨げるような聖書と違う子育てをするクリスチャン女性が案外多い。そして、娘の配偶者の悪口を母親が娘に言うような例が多く、娘と密着し、子離れできかねる母親が案外多い。

    >>>ミーちゃんはーチャン的突っ込み
    この部分をお聞きしながら、現代においてなんか平安期の通い婚みたいな形が出てきたので、ちとびっくりした。現在絶賛紹介中の「富士山とシナイ山」ではないが、恐るべし、日本文化の古層である。なお、富士山とシナイ山に学ぶのリンクは、こちら。『富士山とシナイ山』に学ぶ


    源氏物語絵巻(通い婚が通例だった時代の恋愛マンガ)

    Q. 自立に向けての親へのアドバイスとしてはどんなものがありますか。
    A.
     
    夫婦は愛し合って一つになる存在であり、子供はいずれ夫婦から離れていく存在として育てるべきであろう。子育ては愛情のあふれ(おこぼれ)で十分ではないか。夫婦がまず最優先であり、子供は二の次くらいでちょうどよいであろう。
     また、自由と責任とセットで子供に与えるのがよいと考える。責任の伴わない自由や、自由を与えず大人並みに責任だけ与えるのはおかしいと思う。自己管理と自己責任の体制形成が重要であろう。

    Q.恋愛経験(婚前の性的関係を前提としない恋愛関係)がなくても大丈夫だという話であったが、本当にそれで大丈夫だろうか。
    A.
     
    一般的に性的関係を伴わない恋愛経験がなくてもいい結婚ができるし、その様なカップルは案外多い。ただし、恋愛経験といっても、1対1が前提であるし、この恋愛経験のうちに、片思いは入らない。ただし、片思いは自分が成長する契機となるという意味があるだろう。

     恋愛経験と性経験に関しては、より多くの異性との関係を持てば持つほど、亡霊のように過去の異性との関係が生じ、かえって、結婚がうまくなくなる事例がある。アロンアルファがポストイットになるということができるであろう。結婚前の多様な性関係は本来アロンアルファ的な人格的な密接な関係を、ポストイットの様についたり離れたりするもののようにして、結局は結婚を壊すことになりやすい。

    >>>ミーちゃんはーチャン的突っ込み

     河原泉の「笑う大天使」(花ゆめ連載の少女マンガ)に光源氏という名うてのプレイボーイ、平安のポストイット男に関する女子高生のレポートがあるが、それはこんな感じである。

    「―結論。
     …だから
     光源氏という人は、女の人の迷惑も考えずやみくもに本能のまま行動し、
     知的ブレーキのあまり利かない性格か、或いはブレーキ自体が存在しな
     い質であり、いわゆる「歩く煩悩様」の典型的な例だと思われます」

     「―結論。
     …ゆえに
     光源氏という人は、性的衝動の赴くまま、他を顧みる事無く、
     自らの欲望を満足させなければ気のすまないミーイズムの人であり、
     このよーなタイプはさしずめ「性衝動人」と申せましょう」

     「―結論。
     …つまり
     光源氏という人は、独りよがりの悩みで周囲の人々を不幸に巻き
     込むだけでなく、更にその執着心と多情さで不幸を拡大させる
     という得意技がパターン化された「増殖ワラジムシ」であると言える」

         (※ 原文は全て花とゆめコミックス「笑うミカエル」1巻より)

     諸賢、「歩く煩悩様」、「性衝動人」、「増殖ワラジムシ」とゆめゆめ呼ばれまじ。


    Q.結婚の条件として、信者でない人の結婚をどう考えるのか。
    A. 
    現実的に日本の教会は、女性のほうが圧倒的に数が多く、男女比に関しては不均衡である現実があるし、一般社会の男性のほうが、リーダーシップがあり、立派に見える人も多い。しかし、この結婚と信者であることに関しては、個別教会ごと、個別教会グループごとで考えが違うので、一般化して話しにくい部分があり、各教会の責任者に聞いてもらいたい。しかし、結婚する相手としては、クリスチャンを前提条件にした場合がいいこともあるし、また、導かれてから結婚するほうが一般的に言って良いとされる場合が多し、それはそうと思うが、結婚の問題は個別性が強いので、何とも言い難い部分がある。

    -------------------------------------

     伝道会議等に関するイベント紹介などのご案内があった。

     参加者は、目算35〜36名 平均年齢層はめのこ計算でお子さんの参加者を除くと27〜28歳程度ではなかったか、と思われる。結構ご高齢の60歳代70歳代もちらほら出した。

     講演自体は、水谷潔さんらしい、歯切れのよい、時に爆笑や突っ込みの入る楽しい1時間余りの講演の時間でした。

    業務連絡
     K学院長、講演内容、要約しときましたんで、報告書に御利用下さい。

    一応 神戸伝道会議の最新情報は、


    で読めます。Check it out, please!


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    コメント:クリスチャンの恋愛、結婚の誤解に突っ込み。お勧めする。

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    コメント:未読なので、評価なしです。すいませんそのうち買って読みます。

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