<< 雅歌についてのお勧め本 | main | 聖書から −神の家族であるということ >>
2009.06.08 Monday

ゲノム研究者がみた聖書に基づいた創造論

0
     ゲノムと聖書 科学者、<神>について考える

    フランシス・コリンズ著 NTT出版 中村昇・中村佐知訳 2,600円

    アメリカのゲノム解読計画のセンターの責任者だった、お医者さんで遺伝医学研究者のフランシス・コリンズさんが書いたゲノム研究者から見た聖書と進化との関係を扱った本です。

    聖書逐語霊感説にたち、聖書の文字通りの解釈をすることが多い福音派では、本書でも触れられている通り若い創造(創造から6000年ほどしか歴史が無い) という立場の方が多いのですが、本書は、ゲノム研究の立場、物理学の立場から、神による宇宙や地球の創造は認めるもののいわゆる福音派で幅を利かせている 若い地球論には無理があるのではないか、という主張をしておられる本です。

    若い創造説をとるのか、もっと時間がかかったという説を採るのかは、もう、その人の聖書理解の世界、信仰の世界なので、なんともいいがたい部分があるので すが、この本のポイントは、神が地球上の生物を創造し、人間を創造したのは、ゲノム研究の立場から言って、間違いないし、リベラル派の新聞やマスメディア が流布している「キリスト教信仰と科学」という2項対立は、全くナンセンスだ、ということが本書の主張です。あと、面白かったのは、バイオロゴス論という 立場で、これは、情報学からの創造論のアプローチをしているヴェルナー・ギッテ博士と似た立場ですが、ゲノムを見ている限り、神の創造の不思議さを確認で きるとする本でした。

    創造論は、聖書があまり詳しく書いていないこともあり、信者一人ひとりの理解に任されている部分(推定で埋めている部分)が多いのですが、非常にインスパイアリングな本であることに間違いはありません。値段がもうちょっとやすけりゃぁねぇ、と思いました。

    日経新聞の書評でも載っていたので、クリスチャンで創造論を語る方は、著者の主張に同意するかどうかは別として、一通り目を通しておいたほうが良いかもしれません。
    コメント
     「死んだらみな極楽浄土というのは、仏教でも本来ちがうはず」とその方は仰いたかったのかしら。芥川の蜘蛛の糸みたいな死後観て、日本人には効き目があるみたいですね。でなきゃ、占いおばさんがあんなに席巻しようもなく(さいきんあまり言わなくなったみたいですけど、それも奇妙)。  私自身、初めにお世話になった米人宣教師がストレートに、「死んだら人はどこに行くのか」とトラクトに書いているのを見て、「そんなのほっとけ、大きなお世話」という感がつよかった(笑)。永遠の命のほうを信じてそれを他言するようになるまでには、数年かかりました。先の当時、透析患者の身内の命が一時あやうかった時には、聖書をやぶり捨てて地獄に行こうと、肉の死なんて受け入れられなかったですからね。  何か、この文章、不思議な矛盾をしているようですが、このままにしておきます。
    • Foce
    • 2008.01.13 Sunday 22:31
    いえ、日本人が、クリスマスのときにはキリスト教徒でもないのにクリスマスを祝い、天国がある、というのはおかしい、日本人って、宗教的節操ないけど、あなたもそうしたら、。。。といって私をからかっておもちゃにして遊びたかっただけのようです。 芥川君の蜘蛛の糸、あれこそ日本人の死生観でしょう。占いおばさんしかり、胡散臭い日本風スピリチュアリズム(スピリチュアルを名乗ることすらおかしいぞ)、風水しかり、まぁ、節操のなさが日本人の柔軟性でもあるわけで。 天国の話は、私自身、気をつけてこれまで禁じ手にしてきて、話すことはほとんどなかったのですが、最近、マクグラスの『信仰の旅路』(現在絶版だそうで、とほほ)を読んで、やっぱり信仰の目的地である天国も話したほうがいいかな、ということもあり、お話しました。 死後どこに行くのは、基本的に個人の価値観と個人の信条の部分なので、 「そんなのほっとけ、大きなお世話」 というのはそのとおりです。特に肉親の死に直面している方々に向かって、悔い改めないと天国にいけない、と福音や救いを語ると称して、そう主張するのは無神経のきわみではないかと思います。事実とはいえ、プレゼンテーションの仕方があるんじゃないかな、とおもうのです。 私は、個人の主権に踏み込むのはいやなので、私はこう思う、としか言わないので、無理やり信仰に引き釣り込まないので、いろいろ身内から批判があります。聞きたくないのに聞かされる人の悲しみやつらさを思うと、なんともやりきれない気持ちになるので。 この種の無神経な方が、いわゆる福音派などには多いので、個人的には非常に気になります。大丈夫ですよ、天国にいけますから、と聖書から離れたことを主張するのは、もっと問題だとは思っていますが。 Foceさん、面白いコメントありがとうございました。
    • 芦屋めぐみ
    • 2008.01.14 Monday 21:18
    一般の方の「天国行き」の認識と、 クリスチャンのそれとは実に大きなギャップがあるんですね。 改めて感じました。
    • トドちゃん
    • 2008.01.16 Wednesday 20:52
    そうですね。一般人の方にとっては、 天国=全ての人が行く死後の世界 ということのようですから。 -----
    • 芦屋めぐみ
    • 2008.01.21 Monday 12:44
    コメントする








     
    この記事のトラックバックURL
    トラックバック
    Calendar
    1234567
    891011121314
    15161718192021
    22232425262728
    2930     
    << September 2019 >>
    ブクログ
    G
    Selected Entries
    Categories
    Archives
    Recent Comment
    Links
    Profile
    Search this site.
    Others
    Mobile
    qrcode
    Powered by
    30days Album
    無料ブログ作成サービス JUGEM