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2009.02.04 Wednesday

在留日系ブラジル人の2重の悲劇

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     さっき、ニュースステーションで、製造現場で働く日系ブラジル人の報道をしていた。

     

     90年代の勤務環境の厳しい労働集約的産業での人手不足をカバーするために

     

    日本に入国を許可された日系ブラジル人がこの不況で仕事がなくなっていることを

     

    報道していた。

     

     彼らの状況は厳しいのだけれども、よく考えてみれば、彼らは2重の悲劇を負って

     

    いる。戦前、戦後に日本の国内の人口圧力を減らすために、ブラジルに移住した人

     

    々の子孫である。中には成功された方もおられるが、移住した時の環境は非常に

     

    劣悪であった事例も少なくなかった。ある面で、日本政府から、意図的であったか

     

    そうでなかったかは色々理解はあるとはおもうのですが、実際には日本から見えな

     

    くなったことで、日本から見れば、忘れられてしまった人々となった。

     

     そして、数十年後、その子孫達が、日本の労働現場での人手不足を補うために

     

    呼び戻され、不況になった今行き場をなくしている。国籍は、ブラジル。日本の制度

     

    の枠外におかれる。そして、実質的に日本の制度からこぼれるため、日本の制度

     

    の枠外に置かれることで、日本から見捨てられてしまう、そして、忘れられてしまっ

     

    ているような気がする。

     

     その意味で、2重の悲劇を負わされた人々のような気がする。日系ブラジル人の

     

    悲劇を見ていると、大陸に置き忘れられた満州の人々を思い出してしまった。

     

     この辺が、日本の制度が変だなぁ、と思うところだったりしています。

     

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