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2014.10.04 Saturday

教会やめたい?(その1) 問題の着想

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     教会内迫害、ということについて、シリーズ化してみたい。多分、連載としては長めになるだろうし、結構厳しいネタになると思う。ヨーダーほどわかりにくくはないとはおもうけれども。ヨーダーについては、このリベラルのやつ、わけわからん専門用語、ジャーゴン並べやがって、と思っておられる方も多かったようだ。一応参考図書を推薦しているので、それを読んでいただけると嬉しい。ミーちゃんはーちゃんは、ブログは読者を選ぶ、と思っているので。

    このネタを思いついた背景


     このブログ、キリスト教会大好き人間が書いているブログであるにもかかわらず、このブログに検索語として、このブログに来ていただいている方のうち、かなりの頻度で

    「教会 行きたくない」
    「教会に行きたくない」
    「キリスト教 やめたい」
    「キリスト教やめたい」
    「キリスト教 辞める」
    「教会 離れる」
    「キリスト 教会 行きたくない」


    という非常に悲観的な語で当サイトに検索エンジンから誘導されてこられる方が多い。そういう現象を見ていると、お悩みになっている信徒さんご本人の皆さん方、牧師先生や信徒代表の方の悩みの深さというか、信徒の中でひょっとしたら「やめたい」と思っている潜在層が多いけど、抜けるに抜けられなくて、困っておられる方も多いかもしれない。

    なんてこったい

     ミーちゃんはーちゃんはキリスト教の牧師ではない一介の平信徒ではあるけれども、キリスト教が好きであるし、何より、ナザレのイエスとイエスのことばが気が狂うほど、キリスト基地外(クリスチャンのもとになったクリスティアノスには、このような蔑視的な意味も含まれたらしい)と呼ばれてもいい、と思うほど好きである。ある友人からは、この前、「もう、実質上牧師同様なんだから、”牧師ではないごっこ”はやめたら」、とは言われたけど。まぁ、キリスト者集団(教派)的な縛りがあって、一応『牧師ではない立場』を堅持しておきたい。ふりだけでも。とはいえ、「教派的・・・」とか言うと、「うちは教派ではありません」というおっかない人がいるから、かなわないのだけど。

    なり方は教えてくれるが、やめ方を教えない
    キリスト教会

     キリスト教会では、どうすればクリスチャンになれるか、ということは教えてくれるが、通常そのやめ方まで教えてくれない。

     通常、ある会社の会社員になれば、ある会社の社員のなり方は会社が教えてくれるし、会社のやめ方も新人研修のときにちらっとは教えてくれる。大抵は忘れているから、前例を見習うことになるのだが。なぜ会社がこういうことを説明するかというと、会社員になるということは、「社員」つまり、ある企業というソサエティ(社会)の一員になるという契約を結ぶから、契約解除の仕方も教える必要があるからである。学校だって、一応、生徒手帳やら、大学便覧やらに退学やら休学やらの手続きくらいは簡単に書いてある。

     火災保険にせよ、生命保険にせよ、こういうものにも契約書があり、契約時にはこういう契約書には、どう言う時には保険契約が保険支払い義務を負う組織(つまり、保険を販売した会社)が支払い義務を負う、または、解約できる、あるいは、保険金支払いを受ける個人や企業がどうすれば、解約できるか、そのためには何をしないといけないか、なんてことが見るも無残なほど小さい字でそれも薄めの色の印刷で保険契約のしおりという、「これの、どこがしおりやねん」といいたくなる分厚いしおりには、一応書いてあるし、お客様相談センターに電話して相談することもできる。

     ところで、生命保険会社は通常の株式会社法人の形態をとっておらず、相互会社となっていることが多い。近年は株式会社形態をとる生命保険会社が増えてきたが。建前の上では、生命保険の場合、保険契約者は、株式会社である法人と対立的に契約するのではなく、相互会社の社員となって、相互会社の一部となるという親和神話(ひかる様のご指摘、ありがとうございました)的な契約をすることになっていることを一応触れておく。まぁ、相互扶助の一環としての生命保険を販売する法人が存在すると思った方がよい。

     ところで、キリスト教会の会員のなり方は、むちゃくちゃ荒っぽいことを言うと、

    「私はイエス様のおっしゃっていることが素晴らしいと思います。イエス様が言っていることは正しいと思います。そして、イエスを神であり、私の神の不在の問題を解決される方として受け入れたい(救い主として信じたい)と思います。(そして、付帯契約事項(オマケ)として、この教会の一員となりたいと)思います。」
    ということを牧師とか、教会の人に言うと、あとは、いろいろ聖書のことやそのほかのことを教えてくれて(教会内のお作法とか、教会内外の交友関係、特に男女交際関係を含む割と細かな注意事項が含まれる場合もあるが、ただ、教会側では、暗黙知としてお持ちであるものの、明文化されてない場合もあるため、信徒になってから、「え、そうなの?」ということも少なくない、らしい)、いろいろな手続きが踏まれ、バプテスマとなり、教派によっては別のプロセスがある場合もあるけれども、これでたいていの場合は、信徒になれる。

    信仰を持つことは、付帯契約事項を含むか?

     ところで、問題は、この付帯契約事項の部分ではないか、と思うのである。キリストは好きだけれども、キリストは個人の神の不在の問題を対応してくださる方としてともに生きたいと思うけれども、信仰生活を送るのが、いまいる教会だけと限られるのかに関しては、信仰を持つ際の合意事項に含まれるかどうか問題というのはあるのではないか、と思うのである。

     教会側の暗黙知というのか、一種の明文化されてない知的データベースとそこから派生する教会特有、教派特有の信者としてこういうような行動が望ましいとされているかもしれない行動規範や行動スタイルを尊重することはあっても、それを順守・墨守することまで、キリストとともに生きるということの付帯契約事項に含まれるかどうか、ということ(付帯契約事項まで含めて)まで納得して信徒になっているかどうか、ということは、案外明らかではないのではないか。

     ところで、このような信徒になるための教えてくれることの中に、日本ではキリスト教のやめ方とか、キリスト教界をやめるやめ方とか、キリスト教界のやめ方は含まれていないことが多いように思うし、個人的経験としても、それを説明したことはないなぁ。講壇からも、また、最初は説明しない方なぁ。ただ、バプテスマを受けたいという方とのお話しの中では、バプテスマを受けたいと相談されたら、軽くは説明しているかなあ、うちのキリスト教会の場合。

     なぜやめ方は説明しないだろうか?

     次回へと続く。






    評価:
    D.M. ロイドジョンズ
    いのちのことば社
    ---
    (2005-05)
    コメント:良かったです。Dr.の教会論。これの再販が出ないのが何とも残念。

    コメント
    >相互会社の一部となるという神話的な契約

     歴史的に見ると『無尽』が発展変形した形態ですから・・・神話的と考えるには無理があると思いますが。
     親睦の手段として小規模なグループで無尽が継続されている地域も結構あります。
    • ひかる
    • 2014.10.04 Saturday 20:11
    ひかる様

    ご指摘ありがとうございました。親和的と書いたつもりが、神話的になってしまいました。

    なんてこったい。

    まぁ、保険や、小口金融は、現在でも、無尽とか講に近いので。いまはもうなくなったところが多いのですが業界や職域での信用組合(おお、警視庁職員信用組合は現存してた)さんは、典型的に近代化された無尽、というか講ですね。

    わが県には、阪神相互銀行というもともと無尽だったのに、バブル期に情熱に浮かされて、東京支店を出すわ、東京支店を視点番号1番にするというおかしな経営をした銀行がありまして。

    自治会の旅行とか、JAさんの旅行積立とかは、もう最近はめっきり減りましたが、一種の講というか無尽の後継みたいなものですねぇ。

    なんとなく、コメント拝見しながら、感慨にふけってしまいました。

    コメントありがとうございました。修正しておきました。感謝。
    • ミーちゃんはーちゃん AKA かわむかい
    • 2014.10.04 Saturday 20:31
     アア・・そちらの誤変換でしたか。意味が通らないと少し考えるのですが、別の意味で解釈可能でしたので・・・


    余計なお世話ですが・・・
     結≒無尽(講)≒頼母子(講)と称する結社と申しますか、人の結びつきは、アジアモンスーン気候での農業生産に深く根付いた生活扶助組織の発現ですが・・・
     講と称する曖昧な用語を組織呼称に使用するのは、宗教関連の板では取り扱いに注意が必要です。
     元々の使用場所は、仏教関連の集団から派生し、宗教団体、特に信者集団の組織が呼称する名称(講社)です。
     近世に、経済的な扶助組織にも使われるようになり使用例も多いですが、混乱を招く一因となります。 
    • ひかる
    • 2014.10.05 Sunday 10:52
    ひかる様

    コメントありがとうございました。

    講というと、関東では、割と富士講や伊勢講が有名で、都内にもいくつか富士山を模したミニ富士山で、講が組まれていた記憶があります。学生時分のフィールド調査である富士山を模した施設というのか、人造の山らしきものを見つけたときには、お近くにいる関係者が見つけられなくて、聞き取り調査まではできなかった記憶が浮かんできました。

    伊勢講から、幕末のええじゃないか運動や、東海道中膝栗毛みたいな物語が生まれたりと、現在では形を変えてしまって、その痕跡をたどるのが難しいものもいくつかありますね。

    ある時期、現在の金融機関の支店の来歴と立地変遷調査や過去の金機関の業務関連の調査をしたことがあり、講(無尽)金融は少し勉強致したので、コメントいただいて、懐かしく思い出した次第です。

    コメント、ありがとうございました。
    • ミーちゃんはーちゃん AKA かわむかい
    • 2014.10.05 Sunday 16:20
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