<< 反知性的なキリスト者はあり得るか・・・我らがキリストとするもの | main | 祝 復活! もし、コリンパウエルが、イエスが十字架にかかったときのイスラエル駐屯ローマ軍団長だったら・・・ >>
2014.04.19 Saturday

書評 八木谷涼子著 もっと教会を行きやすくする本(その1)

0
     さて、本日は、受難週の最終日ですが、ちょっと置いておいて(あかんやろ、静かにしとく一日やろ、という声を気にしつつ)、出版直後に買っていたものの、手の痛みのために長期間放置しておいた本である

    八木谷涼子著 もっと教会を行きやすくする本

    の書評なぞものしてみようかと。この本は、2014年のキリスト教本屋大賞ノミネート作品である。なんどもいうが、このブログは、Ministryキリスト新聞社のステマブログではござらん。「福音の再発見」のステマブログではあるけれども。「福音の再発見」については、中の人なので。

    この本の面白さ

     さて、結論からいえば、この本は、宣教論と教会論を、教会の外側に視座を据えて見たうえで、結果として両者を図らずも融合してしまった本である。

     何、キリスト教関係の学問領域もご多分にもれず、内部深化を目指そうという方向性を持つ以上、宣教論は、宣教論、教会論は教会論と細分化され、しだいに重箱の隅をつつくような細かな議論に進む傾向は否めないのではないだろうか。正規の神学教育も受けたことがない平信徒の分際で偉そうに何を言うか、というご批判は甘んじて受けよう。でも、いろいろな神学書と呼ばれるものをチラチラと見ていると、細分化・専門化が進むあまり、分野間の連携が薄くなるように見えてならないのは、たぶんミーちゃんはーちゃんの頭が悪いせいだろう。

    抱腹絶倒のコンテンツ

     宣教論と教会論の融合とかいうと、頭が痛くなりそうだが、この本は、抱腹絶倒のうちに融合しているからすごいのである。この本の面白さを少し紹介したい。

     雨でも晴れでも 24時間年中無休
     掲示板は伝道最前線!
      
    (p11 見出し)

    である。コンビニよりもすごい教会掲示板について触れておられる。

     それとか、

    ライバルはお寺の山門掲示板?(p.17コラム見出し)


    があるが、基本、キリスト教会は、ふまじめな柔らか頭(ミーちゃんはーちゃんは典型的にこの人種)の方が少ないので、少し笑わせ、少し考えさせる《いいことば》は書いたら怒られることが多いのではないか。書くなら聖書のことばを書きなさいと。以下で紹介するようなキリスト看板のような聖書の言葉を書けと言われる。

     しかし、である。そのページの最後にあるような、

     信仰者でないと意味が取れない難しい句、罪や地獄を強調した句を使うことで、かえって人を遠ざける可能性も無きにしもあらず。(p.17)


    という表現にもみられるように、聖書のことばで、少し笑わせ、少し考えさせるのは難しいのもまた事実。

     これを見る限り、キリスト看板は、やはりNGのようだ。カラーリングもねぇ。

    地獄は永遠の苦しみ 聖書死後さばきにあう(聖書)
    キリスト看板のサンプル ほかの事例は、こちらを参照。

    情弱にも親切なポスターの作り方指南

      また、大きめサイズの掲示用ポスターの作り方まで、情弱(情報弱者・コンビュータ音痴)が多い日本のキリスト教会向けまでご丁寧に書いていてくださる。

     なお、雨水に強いポスターを作りたいなら、リコー社製ジェルジェットプリンターがお勧めである。業務用なので、インクはかなり高めだが油がべっとりにも、水でべとべとになってもインクは全くと言ってよいほど流れない。両面印刷がかなり高速にできるので、週報作成にも、強いお味方である。とリコーのジェルジェットの営業マンよろしく書いておこう。なお、NetRicohでは、時々、特価でこのタイプのプリンターを特売することがあるらしい。2月〜4月、8月が狙い目らしい。詳しくは、お近くのリコージャパンへ。なお、ミーちゃんはーちゃんの教会では、ジェルジェットが2台鎮座ましましているし、自宅でも、ジェルジェットプリンタ活躍中である。

    紹介タイムって…
     プロテスタント系教会では、新来会者を本人たちは暖かく(新来会者から見れば、時に、暑苦しく感じる)迎えるための行事として、紹介タイムがあるが、これに関しても、

     紹介タイムは廃止せよ、とは申しません。ただ、その紹介を選択制にしてもらえればありがたいと思います。(p.27)

    とポイントを押さえたコメントが。

     また、着席場所についても、

     以前一度だけ参加した某教会の夕拝では、3、4人しか来ていない信徒が全員講壇から遠く離れた最後列にバラバラに座っていて、何とも異様な雰囲気だったことを思い出します・・・・・(前の方に詰めなさいと言わなかった牧師の態度も不可解でした)。(p.33)

    という記述もあるが、ボクシ先生は、何度言っても聞かないのであきらめられたのではないだろうか。

    大学の講義との類似性

     なに、これは、教会のみではなく、大学の講義では、ままこうなる。ま、もともとイタリア、ドイツ、フランス、大英帝国では、大学(の核となった部分)はほとんど教会から出発しているから、似ているのはしょうがないけど。

     3−4人しか参加しない講義が100人教室に割り当てられた日には、目も当てられぬ。いやいや代返(出席偽装工作)するために犠牲的精神でやってきた(あるいはじゃんけんで負けた、あるいは人がいい)数名の学生が最後尾に陣取り、授業中ほとんど携帯をいじっている。そして、かろうじて出席している学生諸氏は、最後に出席票だけを出しに来る。ボクシ先生は、こういう艱難に耐える大学教員と同じである。何度言っても、学生は前には出てこないので、痺れを切らして、教員からご訪問、となるが、黒板に板書するために行ったり来たり…

     しかし、一度なぞは、3-4人しかいないのに、出席票が26人分出たことがあったので、代返とよばれる出席偽装工作を防ぐために、キティちゃんのハンコやら、リラックマのハンコなど毎回違うゴム印を事前に押した出席票を配るようにしたら、突然出席人数が30人台に増えたという実に面白い経験をしたことがある。以上非常勤先の某大学での週刊実話。

    週報コレクター八木谷さん、
    って・・・一体?

     また、週報はミクロコスモスというタイトルのもと、

     週報こそ、我が国が世界に誇るプロテスタントの文化! 私はまじめにそう思っています。小さな紙面にぎっしり詰まった世界を眺めるのが好きで、旅先でチャンスがあれば、プロテスタント教会をめぐって週報だけ頂いてくることもあるほどです。

    (中略)

     その教会の個性を文字にした小さな宇宙。週報に記録あり!歴史あり!
    (p.36)


    などとお書きである。ほら、もうほしくなったでしょ。この本。買わないとだめだからねぇ。買わなくても、神罰は下らないよ。www

     
    明日、イースターを記念して公開する記事の後に続く、次回へと続く

    (次週水曜日公開予定)


    評価:
    価格: ¥1,620
    ショップ: 楽天ブックス
    コメント:ミーちゃんはーちゃん、大絶賛。宣教論と教会論を教会の目に見えるものから考える本。

    コメント
    コメントする








     
    Calendar
    1234567
    891011121314
    15161718192021
    22232425262728
    293031    
    << March 2020 >>
    ブクログ
    G
    Selected Entries
    Categories
    Archives
    Recent Comment
    Links
    Profile
    Search this site.
    Others
    Mobile
    qrcode
    Powered by
    30days Album
    無料ブログ作成サービス JUGEM