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2012.12.26 Wednesday

Ted Haggardを受け入れることができるだろうか?

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     せっかく、キリスト者としての最大イベントであるクリスマスが終わったというのに、つまらんネタでスマソ。しかし、クリスマスがイエスを人々を受容するために、そして人々に受容されるために、この地上で、アダムの子(人の子のヘブル語風表現であるはず。)となられ、人々を受容するために来られたことを考える日でもあることから、以下のことを考えてみたし、皆皆様にも、ズ、ズズィーーーっと、考えてほしい。

     先日、ツィッターでのつぶやきから拾ったブログ記事で、次の記事が気になった。リンクはここである。英語のみであるが、できれば原文に当たってほしい。

     テッド・ハガードという福音派と呼ばれるグループの元テレビ伝道師で、同性愛を非難し、それを追求していたにもかかわらず、同性愛売春がばれてしまって、キリスト教界から最近は追放されてしまった人物である。どうも、最近、「奥さん交換」という実にくだらないテレビ番組(アメリカのABCネットワークが放映。趣味悪)に出ていたらしい。なお、ホーマー・シンプソンもこの類似番組に出ているらしい。そのエピソードに関するプロット説明がこちら。その時の視聴記が「牧師病?」というテーマで敬愛してやまないU先生がお書きになっていたのをふっと思い出した。この牧師病で紹介されている人と、同一人物らしい。

     英語が不自由な方のために、翻訳したほうがよいのであろうが、非常に長い話を短くすると、キリスト者は、愛だ、赦しだ、神が赦したもう、という割に、問題を抱えた教会にとって、キリスト教を批判したり、その倫理的枠組みに合わない、キリスト教界にとってあまりうれしくないと思われる人物が教会に入ってきたときそこはかとなく拒否するではないか、わさわさ感が教会内に漂うではないか、それは本当にキリスト者がするべきことなのか、それこそ、偽善的ではないのか、そういう教会の価値観に抵触しなねない人物の受け入れにどうキリスト教会は応えうるのか、ということを、不品行問題(同性愛者に対する買春行為)で、キリスト教界を実質上追放されたテッド・ハガードを題材に取り上げているお話である。

     もう少しいえば、不品行を犯し、それを悔い改めた者であっても、キリスト教界を代表したような顔をして自ら、他者の性的不品行をさばいていたもの(映像はこちらのJesus Campから取られた映像リンクから 英語のみ このおじさん、このドキュメンタリーに出ていたのね。あ、このドキュメンタリーは秀逸。ぜひお勧め。)が、自分が批判していたことを行ってキリスト教界に恥を塗り、キリスト教界の一種の顔としての立場を持っていた人物でもあるにもかかわらず、印象を非常に悪くしてしまった牧師を受け入れられるのか、という話題である。Oprah Winfreyにこの同性愛買春の疑惑をしゃべったときの映像がこちらのリンクから(英語のみ)ご覧いただけます。

     個人的に、テッド・ハガードのような、この手の声高に正義を迫るおじさん、他にもファルウェルおじさんとか、ジミー・スワガートおじさんとかがおられるが、これらのおじさんたちとはあまり仲良くしたくないなぁ、と正直思う。基本的に個人的な信仰のスタイルや話し方のスタイルと違うから、というだけである。相手も不愉快になるだけだろうし、私も不愉快になるだけだから。多分。

     まぁ、いかに相手が不愉快な人物であったとしても、個人的には受容したいと思う。なぜなら、神が受容しておられるはずなのだから。神が愛したもう人なのだから。

     ハガードおじさんの回心は、どの程度のものであるのかはミーちゃんはーちゃんは知らない。しかし、回心が本物で、神が受け入れたもうもの、神が愛されたもう人を過去に問題を起こしたからといって受け入れることをミーちゃんはーちゃんは拒否したくはない。ただし、ミーちゃんはーちゃん以外の教会員がミーちゃんはーちゃんの立場を受け入れてくれるか、というと心もとない。

     当然、ミーちゃんはーちゃんがそんな受け入れる姿勢を示すことについて、他者からは、嫌みの一つ二つは言われるだろう。また、日本ではありえないが、アメリカならひどい場合には、そういう人物を受け入れているような教会に対して石を投げられることは覚悟しないといけないだろう(日本では消火器が投げこまれるらしい。関西で起きた)。

     しかし、聖書の記述、特に、イエスの系図を見るときに、この種の性的不品行問題を含んだ人を神が受け入れられ、神の器として用いていることが分かる。アブラハムもそうである。イサクもそういうところがある。ヤコブもそうであるし、イエスの系図に出てくるユダとタマルもとんでもない。ルツにしても、無茶しているし、ダビデやソロモンに至っては、目を覆いたくなる。彼らに至っては、下記のマンガの表現がぴったりの人物でもある。

    「独りよがりの悩みで周囲の人々を不幸に巻き込むだけでなく、さらにその執着心と多情さで不幸を拡大させるとゆー得意技がパターン化された、「増殖ワラジムシ」であると言える。 (斎木 和音)」

    「性的衝動の赴くまま他を顧(かえり)みる事無く自らの欲望を満足させなければ気が済まないミーイズムの人であり、このよーなタイプはさしずめ「性衝動人」と申せましょう。 (司城 史緒)」

    「女の人の迷惑も考えずやみくもに本能のまま行動し、知的ブレーキのあまり利かない性格か或いはブレーキ自体が存在しない質(たち)であり、いわゆる「歩く煩悩様」の典型的な例だと思われます。 (更科 柚子)」

     (以上 川原泉著 「笑う大天使」(下記リンク参照)内で光源氏に向けられた女子高生のレポート中の言葉の引用)

    という上記のレポートの結論がそのままあてはまる人物である。ま、ミーちゃんはーちゃんを含めて、まァ、男性はこうかもね。異性からの誘惑、男子:存在起因性>女子:関係起因性で、水谷先生が触れられていることも、基本これ。

     こういう人物が現代の西洋・北米ないし日本の教会に受け入れ可能か、と言われたら、確かに厳しい。いや、教会にとって厳しいのではなく教会を形成する一人ひとりの個人に厳しいのである。しかし、このことは、一人一人にとって、ナザレのイエスをどうとらえるのか、ということと直結しているのである、であるがゆえに、一番冒頭に紹介したMichael Cheshire さんの投稿とそのポストで問いかけられていることは、一人一人の信者にとっても重要な問いではなかろうか。

     先に触れた「牧師病?」でご紹介されている御仁と同じであるとすると、そんなずーっと説教されつづける人と一緒にいるのは、無理、とミーちゃんはーちゃん思う。奥様は、実にかわいそうだ。説教され続けることに堪えないといけないとすれば。これもまた、結婚相手としての牧師の厳しさ 、へとつながっているのだと思う、と自分の古い記事をまた思い出してしまった。確かに、これらがどこかでつながっている、と思うのだね。



    評価:
    川原 泉
    白泉社
    ¥ 620
    (1996-09)
    コメント:マンガとして面白い。字が多いのが苦手な人にはお勧めしません。さらに、イギリス国教会系の学校が外部から見ると、どう見えるか、ということがなんとなくわかる。

    評価:
    川原 泉
    白泉社
    ¥ 600
    (1996-09)
    コメント:文字が好きな方なら、文句なしに面白いです。作者の知性と痴性と教養があふれた一冊。結構聖書的知識があると面白いかも。

    コメント
     事情がよくわからないのですが、福音派だとこのような場合受け入れるとか入れないとかが建前として問題になってくるのですか。
     単に集団の規律に合うか合わないかという、単純な要素にしてしまうべきではないでしょうか。まあ、派の問題と呼ぶよりは個人の信条と呼ぶべきことだとはおもいますが、このような行動をお祈りして許しましょうと言ってしまうのは少々対象が違うように感じます。
    • ひかる
    • 2012.12.26 Wednesday 13:49
    ひかる様

    コメントありがとうございます。

    個人として、罪を赦しましょうと、いう主張にかむつもりはございませんので。その人のしたことを忘れましょうというつもりもありませんの。

    この辺、記憶能力はほかの能力に比べ、悪くないミーちゃんはーちゃんは、オバマであろうが、小ジョージの方であろうが、ババ・クリントンであろうが、父ブッシュの方であろうが、レーガンであろうが、その人のなしたことによって生じた不幸については、忘れませんの。

    問題は、包摂の概念ですの。受け入れについてですの。ミーちゃんはーちゃんにとってワッちゃーと思う人物でもあるテッド・ハガードさんや、例えば、うるさ型の方や、重度の知恵遅れの人や、障害を持った方を教会が受け入れるかどうか、が重要だと思いますの。

    信条を超えたところの福音派のナザレのイエス理解と聖書理解の問題としての排除の問題として提起しておると、ご理解くだされば幸甚。
    • ミーちゃんはーちゃん AKA かわむかい
    • 2012.12.26 Wednesday 16:40
    管理者の承認待ちコメントです。
    • -
    • 2012.12.29 Saturday 05:43
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